こんにちはo(`・д・´)o
今回はマンションの排水槽(ビルピット)を高圧洗浄を使って清掃しました。
ビルピットとは、し尿や雑排水を一旦貯めて、ポンプによって下水道へ流す為の装置で、放流先の水位が高く、自然に排水できない場合に利用します。
ビルピットにはトイレの排水や生活排水が流れ込む為、時間が経つと汚れが付着していきます。
汚れがひどくなると、ポンプを作動させるスイッチに影響を及ぼしたり、固形化した汚れがポンプに挟まってポンプが故障したりする原因となります。
早速、写真を使って清掃内容をご紹介したいと思います。
1.清掃前は、壁面やポンプに汚れがたくさん
清掃前の写真です。
壁面の赤枠で囲んだところに見えるのが油脂を主とする汚れです。見た目ではわかりませんが、石鹸くらいの硬さがあり、詰まりやポンプ故障の原因となる厄介者です。
2.業務用高圧ジェットガン
今回使用する業務用の高圧ジェットガンです。ほぼ直線型の噴射から、霧の噴射まで自由自在です。
圧力も家庭用とは比較にならず、しっかりと持っていないと後ろに吹き飛ばされそうになります。
3.まずは上から作業
上部から高圧ジェットを噴射し、大まかな汚れを破砕していきます。
4.仕上げは内部から作業
大まかな汚れが落ちたら、換気や、防護メガネ、マスク、服の着用等の安全対策を行った上で、ビルピットに入り内部から作業を行います。
上からの作業で完結すればいいのですが、細かな汚れを落とすにはやはり必要な作業です。
とにかく安全第一で作業しております。
5.ポンプのフロートスイッチは手作業で
ポンプの動作を水位によって制御するフロートスイッチは引き揚げ、手作業で回りについた油脂を落とします。ピカピカになりました。
6.完了後は、水中ポンプの動作テストも忘れずに
こちらが作業完了後です。すっきりキレイになりました。
作業完了後は、水を貯め、仕様通りにポンプが動作するかテストを実施して終了になります。
7.放流管も高圧洗浄
ポンプからの排水管は、常に圧力がかかった水が流れる為、詰まりの心配は少ないのですが、管内が油脂汚れ等で狭窄しているとポンプにかかる負荷も増えるので、しっかり高圧洗浄します。
破砕された油脂汚れが出てくるのがわかります。
以上が今回の作業のご紹介です。
ビルピットをはじめ、排水設備は目に見えないところにある分、一般のお客様は存在さえご存知でない方が多いかと思います。
しかし、一度、排水設備が故障すると、敷地や家の中に汚水や排水が逆流したり、大きな支障を来たす事が少なくありません。
目には見えないけど、大切な排水設備。インフラ全般に言えることですが、普段からのしっかりとしたメンテナンスが大切だと思います。
詰まり屋さんドットコムのクリーン社では1975年の開業以来「浄化槽」また「行政から委託を受けるコミュニティプラントや農業集落排水施設」の維持管理業務を行っております。
排水設備の事ならいつでもご相談下さい。